町田市の税理士くりはらです。
またまた、ホームページの更新やブログの更新がおろそかになっています。。
確定申告も終わって(3日にはすべて終わっていたのですが)、15日が過ぎて落ち着いてきたので久々に書いてみようかと思います。
エヌビディア
ちょっと前に日経平均株価が4万円台突破とか騒がれていましたが、実体経済とはあまり一致していない感覚ですよね。。
この株価の上昇の原動力の一つとしてアメリカの半導体メーカー「エヌビディア」が挙げられています。「エヌビディア」が生成AIに必要な半導体の圧倒的なシェアを占めているからのようです。
私が唯一持っている株式が実は「エヌビディア」で数年前に株の勉強のために取得していました。(一時大幅に下落したのですが、いまは爆上がりです。下がった時に売らないでよかったです。。)
生成AIを使ってみた
それはさておき、実際に試しに話題の生成AIであるMicrosoftの「Copilot」やGoogleの「Gemini」を使ってみました。
質問に対して、どちらもけっこうそれらしい回答が得られます。
例えば、「Copilot」に今回のタイトルの「生成AIと税理士」と質問すると、下記のような回答が出てきます。
「生成AIは税理士業務において、特定の作業を効率化する可能性がありますが、直接的な業務遂行にはまだ限界があるとされています。例えば、財務会計データの分析や文書の要約、補助金申請時の会社説明などの周辺業務で時間短縮に役立つことができます1。しかし、税務相談や税務申告などの専門的な判断が必要な業務においては、生成AIの回答には注意が必要であり、最終的な判断は税理士の専門知識に基づく必要があります2。
生成AIの進展によっては、将来的には定型業務の自動化や業務効率化に貢献する可能性があると考えられていますが、現時点では税理士の補助ツールとしての位置付けが適切であり、専門家による確認が引き続き重要です31。また、生成AIを活用する際には、その回答の正確性を検証するために、根拠資料や信頼できる情報源を参照することが推奨されています2。
詳細情報
一見、とてもよく出来ているのですが、私には何か少しモヤモヤする回答です。生成AI自身が言っているように、「補助ツール」としての位置付けで使うのが(少なくともいまは)適していそうです。
まして、個別的な税務相談に対応させるのはかなり難しそうです(簡単な一般的な回答はできます)。
ただ、生成AIは複雑、長い文章を要約するのはとても得意そうです。
実は、あまり長い文章を読むのが得意ではない(というか疲れてしまう)のですが、国税不服審判所の審判事例(わかりずらく長い文章)などを放り込むと、(実例をあげると長いので割愛しますが)いい感じにまとめてくれます。
端的に、つまりどういうことか、を把握しやすくなります。これはゼロから読むよりずいぶん助かります。
一読難解な長文が世の中にはあふれていますので、時短のためにも活用してみるとよいと思います。
㊟個人情報や機密情報を会話に含めてしまうと、サーバーに一定期間保存され(ほかの)会話内容に使用されることもあるようなので、けっして個人情報や機密情報は入れないよう留意してください。
税理士にとって
税理士は生成AIを使ってはいけない(邪道、安直)ということは決してないと私は思います。
税理士試験のために色んな条文の暗記をしてきましたが、まあ条文は毎年コロコロ変わりますし、改正の都度、正確に覚えなおすことをしている人などあまりいないのではないでしょうか。
その時点の条文を覚えなおしていくよりも、その時々の条文の趣旨や目的を理解して、適用(適応)していけるかがとても重要です。
どんどん複雑化していく条文等の把握と理解の補助等として生成AIを税理士業務に活かせる環境になっていくのは、致命的な誤り(適用誤り、適用漏れ)を防ぐためにも、必要ではないかと感じています。
要約だけでなくこれから色々な活用方法が出てくると思いますので、いいものはうまく活かしていけるとよいと思います。
おわりに
実際に生成AIに相談してみて、網羅性が凄いな、とは思っても、なるほど、と私が納得できる回答はなかったです。
あまり偏りがなく教科書的(標準的)な回答に終始しますが、「補助ツール」としては、その方がむしろよいのかなと思います。
変に偏りのあるイレギュラーな回答をされて、それがスタンダードだと誤認してしまう方がよっぽど危険です。
一見正しそうに見えて実は間違っているかもしれない情報が溢れているからこそ、それなりに正しい情報を提供してくれる存在が必要になってきているのかもしれません。
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